不動産横文字辞典~「リース」


こんにちは!業務課の山下です!
今週末はいよいよクリスマス!みなさん、どこかお出かけされますか?僕は横浜のイルミネーションを見に行く予定です!イルミネーションを見ていると年末だな~と感じますね。
せっかくなので今回はクリスマスっぽい言葉を選びました、見ていきましょう!
さて、今回の言葉の紹介ですが、「リース」です!
リースとは、「借りる」という意味の言葉で、英語の「lease」のカタカナ表記です。
以前に当コラムで紹介したサブリースも、リースから派生した言葉です。
リース(lease)とは、企業などが選択した機械設備などをリース会社が購入し、その企業に対してその物件を比較的長期にわたり賃貸する事。中古物件もあるが新品物件をリース会社が購入した後に賃貸する場合が多い。物品の所有権はリース会社にあるが、企業は自社で購入した場合とほぼ同様にして物件を使用できる為、日本を含め世界中で設備投資の手段として広く普及している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9
上記Wikipediaの引用では、設備についての説明となっています。会社のオフィスで、複合機をリース契約で使用する・・・なんてケースが一般的に知られているのではないでしょうか。個人の場合は新車を一定期間借りることができる「カーリース」などが挙げられます。
設備に限らず不動産の場合、「物件」も同様にリースすることがあります。上記引用を不動産に置き換えてみましょう。
リースとは、新築物件などをリース会社が購入し、実際の入居者に対してその物件を比較的長期にわたり賃貸する事。物件の所有権はリース会社にあるが、入居者は自分が購入した場合とほぼ同様にして物件に居住することができる。
もしくは、物件をリース会社が借りて、実際の入居者に対してその物件を転貸する事。物件所有者との賃貸借契約はリース会社にあるが、入居者は自分が直接賃貸借契約を結んでいる場合とほぼ同様にして物件に居住することができる。
このようになります。
レンタルとの違い
リースと同じように、所有権を持っていない物を借りることを指す言葉、そう、「レンタル」です。
レンタルとリースの使い分けとして、短期間借りる場合はレンタルを、長期間借りる場合はリースを使います。
レンタルの場合は短期間での貸し出しを受けるため、リースに比べて高額ですが、必要なときだけ借りることができ、融通が利くメリットがあります。レンタカーや、DVDレンタル屋さんが有名ですね。最近はDVDレンタルもめっきり減ってしまいましたが・・・
対してリースは、数年間など長期に渡り貸し出しを受けるため、レンタルと比べて期間あたりのコストは低くなる傾向にあります。期間が終わっても再度リース契約を結びなおすことも一般的にできるため、何年間も、ほぼ所有している感覚で、必要なものを借りることができます。
ただし金利なども加味すると、リース契約で長期間貸し出しを受ける場合、結果的に購入したほうがコストがかからなかった、なんてこともあるため注意が必要です。購入の場合、分割払いなどを行わない限りは一括での支払いとなるため、初期投資がかかってしまいます。
一方リースの場合は、月々の定額での支払いとなるため、初期投資を抑えたい場合や、数年毎に新しい物に入れ替えていきたい場合などは、購入するよりもリースで借りる選択が良いかもしれません。
リース、メリークリスマス!
今回の投稿が2022年最後の不動産横文字辞典の更新となると思います。
今年の3月から始めたこの連載も、はやいもので9ヶ月が経ったんですね。感慨深いです!
年末の気分もあり、季節を意識した言葉を選んでみましたが、いかがでしたか?
来年も不動産横文字辞典をよろしくお願いいたします!
ではまた次回!!!山下でした!
よいお年をお迎えください!!!