矢印 News
2022.11.01
不動産横文字辞典~「コンシェルジュ」

こんにちは!業務課の山下です!

さて11月に入りますね。今月はなにかイベントあるかなと見てみたところ、、、

「ワールドカップ」があるじゃないですか!!

オリンピックと一緒で4年に一度なので、さすがに盛り上がりますね!

楽しみにみようと思います。皆さんは見ますか?


さて、今回の言葉の紹介ですが、「コンシェルジュ」です!

これは、聞いたことがある方は多いと思います。ドラマにもなっていましたね!

コンシェルジュは「総合世話係」として、お客様の様々な要望に応え、サポートし、ホスピタリティを発揮する仕事です。管理人さんというよりも、執事や秘書といったイメージが近いかもしれません。

元々はフランス語の「アパートの管理人」や「アパートの門番、守衛」を意味する「Concierge」が由来となっている職業です。

コンシェルジュ(フランス語: concierge)とは、サービス業の一つ。

コンシェルジュという言葉は、本来フランス語では「集合住宅(アパルトマン)の管理人」という程度の意しか持たない単語である。そこから解釈を広げ、ホテルの宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する「総合世話係」というような職務を担う人の職業名として使われている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5

直訳すると「管理人」や「案内人」というような意味の仕事ですが、一般的な「管理人さん」とは仕事内容が異なります。

日本で「管理人さん」といえば”共用部の清掃やゴミ出しなどを行ってくれる方”のイメージがあるのではないでしょうか。しかし、コンシェルジュの行う業務はだいぶ異なります。

今では百貨店や病院、駅などにもコンシェルジュの方がいらっしゃることもありますが、その中でも、私が特に思い浮かべるのはマンションとホテルですね。

ホテルのコンシェルジュはホテルで働き、ホテルの宿泊客にサービスを提供します。一方、マンションのコンシェルジュはタワーマンションをはじめとする高級マンションなどで働き、そのマンションに住む方や、来客したゲストにサービスを提供します。

その違いにより仕事の内容も多少異なってきますが、根本的な「総合世話係」としての役割はかわりません。お客様の要望に心を尽くして応え、生活をお世話してくれるというわけですね。

では、具体的にどういったサービスがあるのか、みていきましょう!

コンシェルジュの役割

ホテルのコンシェルジュ

現在はいろいろなところでコンシェルジュを見かけることができますが、最も歴史が長くなじみ深いのは、やっぱりホテルのコンシェルジュだと思います。

ホテルに宿泊するお客様は国・言語・宗教などのバックボーンがそれぞれ異なることも多いことから、国際的な常識やマナーがあることが前提とされます。そのうえで、相手に寄り添ったサービスを提供することが必要になるでしょう。難しそうな仕事ですが、やりがいも大きそうです!

まずは、そんなホテルのコンシェルジュのサービスについて確認していきます。

ホテル内の案内

大きなホテルだと、はじめて来館された方はどこになにがあるのか把握するだけでも一苦労。コンシェルジュがいれば、必要な場所や設備にすぐにたどり着くことができそうです。

近隣施設や観光地の案内

ホテルの近くに大きな観光地があるような場合、コンシェルジュに場所や交通手段を確認すれば、迷わず向かうことができそうですよね。あわせて、周辺のおいしいランチのお店や、帰りの際にも混まない道など、ホテルのまわりを知り尽くしたプロだからこその情報も教えてもらえるかもしれません。

タクシーや施設の予約

外出の際、コンシェルジュにタクシーの予約を依頼すれば、自分はカフェでのんびり紅茶を飲みながら待つことができます。外出先が予約の必要なレストランであっても、その予約すらもコンシェルジュに任せてしまえば、迎えに来たタクシーに乗ってレストランに向かうだけでよくなります。

ほかにも宿泊中に突如体調が悪くなったときなども、コンシェルジュに相談すれば近場の病院を紹介・予約してくれるはずです。至れり尽くせりですね笑

マンションのコンシェルジュ

ホテルのコンシェルジュに比べて歴史が浅いですが、古くは1991年には「マンションコンシェルジュサービス」は存在していたようです(明確な資料はなく、もしかしたらもっと古くからサービスはあったのかもしれません。参考:株式会社アスク)。

また、2003年には不動産業界大手の長谷工がマンションの『コンシェルジュサービス』を導入していました(参考:株式会社長谷工コーポレーション)。

こうしてみると意外とマンションコンシェルジュの歴史も長く、僕が生まれる前には始まっていたサービスなんだなと驚きました!

さて、そんなマンションのコンシェルジュのサービスですが・・・

郵便、宅配、クリーニングなどの手配や受取

近年は宅配ボックスが設置されている物件がほとんどとなり、宅配の受取は以前より需要が減っているかもしれません。しかしクール便の受取や、宅配ボックス非対応のクリーニングの受取などはコンシェルジュじゃないと難しいですよね。

また、受取だけでなく発送なども対応してくれるそうです。発送サービスの使いどころは・・・急な出張のとき、

「このスーツケース、ここのホテルに送っておいて!」

って、頼んだりするんでしょうね。かっこいいですね~!

共用部の施設の予約管理

高級マンションとなると、マンション内に居住者とその関係者だけが使用することのできるスパやサウナ、トレーニングジム、パーティールームなどが設置されていることもあります。

こういった施設を利用するには予約が必要となるため、そういった際にマンションのコンシェルジュに予約を依頼し、料金を支払うことで、当日スムーズに利用することができるようになります。

少し話は逸れますが、こういった設備はあくまでマンションの共用部であり、営利目的の設備ではありません。運営費用も、コンシェルジュの人件費と同様に居住者の管理費から捻出されます。そのため実際の利用料金は30分1,000円程度と、とても安く設定されていることもあるようです。うらやましいです。

もちろん、ホテルと同様のサービスも

タクシーの予約や、来訪者への館内の案内などは、もちろんマンションのコンシェルジュも行ってくれます。

また、毎日のように顔を合わせることになるので、コンシェルジュが居住者の顔を覚えてくれる、ということも隠れたメリットではないでしょうか。たとえばお子さんがエントランスで迷子になってしまったときでも、すぐに「この子は◇◇さんの子ね!」とコンシェルジュさんが把握・連絡してくれたら、安心ですよね。

そういった疑似的な「近所の目」のような効果も期待できるかもしれません。

コンシェルジュってかっこいいですよね

現代の社会では、当時コンシェルジュに依頼しなければならなかったことも、自分のスマートフォンからスムーズにできてしまいます。

コンシェルジュは「おもてなし」の心が大切な有人サービスですが、マンションの場合、コンシェルズを常駐させる人件費は居住者が捻出する必要があります。そのため、コンシェルズを利用しない居住者からすると、「コストばかりかかるため不要である」というようにも見えてしまうようです。

しかし有人だからこそできる温かみあるサービスや心遣いがあることも間違いなく、単純にIT化を進めればいいというものでもないんじゃないかな・・・と個人的には思います。

モニターに表示される「AIコンシェルジュ」と「防犯カメラ」じゃ、なんだか少し寂しいなと感じちゃいますね。

少しまじめになってしまいましたが、なによりコンシェルジュって響きがいいですよね~!僕のあこがれです笑

ではまた!!!山下でした!