矢印 News
2022.09.30
不動産横文字辞典~「デザイナーズマンション」

こんにちは!業務課の山下です!

もう9月も終わり今年も早いこと3ヶ月となりました。

これからハロウィンやクリスマスなどのイベントもあるので今年の残りも頑張っていきましょー!


さて今回の言葉の紹介ですが、「デザイナーズマンション」です!

こちらは聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。

なんとなく「おしゃれ」なマンション、のようなイメージがあると思いますが、、それで正しいんです。

実際、デザイナーズマンションにこれといった根拠や定義はなく、業者や個人によってとらえ方は様々です。

よく言われるのは、「デザイナーや建築家のコンセプトを反映したマンション」というような定義です。

デザイナーのコンセプトを反映したマンションなので、「結果としておしゃれなマンションになっている」ということですね。

デザイナーズマンションの特長

デザイナーズマンションはその物件の立地や敷地の形状などに応じて、デザイナーや建築家がその特性を活かして設計するマンションです。

そのため一言でデザイナーズマンションと言っても千差万別で、”これ”があるからデザイナーズマンション、というような特長はありません。デザインの独創性も、「ちょっとおしゃれなマンション」から「世界に一つだけの個性的なマンション」まで様々です。

なので、このコラムではいろいろな特長があるデザイナーズマンションのなかでも、比較的目にすることが多いポイントをいくつか紹介します。

コンクリート打ち放し壁

僕の主観ですが、デザイナーズマンションでよく見る特長第1位!のコンクリート打ち放し(うちっぱなし)壁です。

スタイリッシュでモダンな印象があり、遮音性・耐火性が高いメリットがあります!特にデザイン面に優れ、一目で「カッコいいな!」という印象を受けますね。

デメリットとしては冬寒く、夏暑い。コンクリートの熱伝導率が木よりも高いため、寒くなった部屋がなかなか温まらない、暑い部屋で冷房をかけてもあまり冷えないといったことが起こりやすいです。また、通常壁と壁のあいだには断熱材が挟み込まれますが、コンクリート打ち放し壁では基本的に断熱材が入っていないため、熱伝導率が高いコンクリートの特長がはっきりと出てしまうことも原因になります。

温度によるデメリットはほかにも「結露が発生しやすい」といったことが挙げられます。暑い日に外でキンキンに冷えたビールをグラスに注ぐと、グラスの外側に水滴がつく・・・といったものですね。室内で結露が発生すると、そこからカビが生えてしまったり、フローリング材が歪んでしまったり、様々な問題が起きてしまいます。

ほかにも画鋲やフックを壁に取り付けることができないため、「壁をおしゃれに装飾したい!」というようなニーズには向かないかもしれません。しかしデザイナーズマンションのコンクリート打ち放し壁では、予め太いビスが打ち込まれており、露出したビスをフック替わりに使用できるような仕様も見受けられます。

コンクリート打ち放し壁はメリットも大きいですが、このようにデメリットもあるので、デザイン面のメリットだけを活かした「コンクリート打ち放し風のデザインクロス」を採用しているデザイナーズマンションもありますね。

ガラス張りのバスルーム

高級デザイナーズマンションでは、バスルームの壁がガラス張りになっている物件も多いです。

ホテルみたいで憧れますね~!

ガラス張りの壁により、お風呂から見える景色が広がるため開放感を感じることができます。

洗面所~バスルームの間の壁だけガラス張りの物件もあれば、お風呂の壁すべてがガラス張りになっているような物件も・・・。

ちょっと恥ずかしい気もしますが、ガラス張りの面にはセットで防水ブラインドがついていることも多いです。ブラインドを下げれば外からの視線を遮ることができるようになりますね。

このあと紹介する内容にも共通して、デザイナーズマンションでは「開放感」がキーワードとなっていることが多いように感じます。

吹き抜け構造

縦方向に大きな開放感がある吹き抜けも、デザイナーズマンションによく見る特長に挙げられます。

イメージ写真のように、吹き抜けの二階部分には採光窓がついていることも多く、自然光を感じながら生活することができます。

こんなリビングで朝日を浴びながらカフェラテを飲む・・・なんてできたら、すごく気持ちのいい朝を迎えることができそうですね!(僕はコーヒーは飲めません。笑)

吹き抜け構造やメゾネットのおかげで、表記上の部屋の面積以上に広く感じる物件が多いこともデザイナーズマンションの特長です。

デメリットとしては部屋のなかの空間が広すぎるために空調が効きづらかったり、料理などのにおいが上の階までそのまま昇っていってしまう・・・といったところでしょうか。

高いところの採光窓のブラインドも、昔は長ーいチェーンや操作棒などで開閉していましたが、今ではリモコンで操作できる仕様になっていることもあり、便利になりましたね。

デザイナーズマンション、テンション上がります

ほかにも色々な特長があると思いますが、デザイナーズマンションはこういった特長的な仕様や設備を備えている為、どうしても普通のマンションよりも家賃・販売価格が高くなる傾向があります。

こだわりのデザインが反映されている分、付加価値が高いというのが主な理由でしょうか。

個人的にはおしゃれなところに住むっていうのはテンション上がりますし、家は毎日いる場所なので日々楽しくなりそうだなと思います。

調べていろいろな物件を見るだけでも楽しいですし、みなさんもお気に入りの物件を見つけてみては?笑

ではまた!!山下でした!