矢印 News
2022.09.27
不動産横文字辞典~「ホームステージング」

こんにちは!業務課の山下です!

先週大きい台風が来るとのことでしたが、雨は時間によってすごかったですね。

台風過ぎたせいか分かりませんが、今週はとても涼しく感じます。


さて、今日の言葉の紹介ですが、「ホームステージング」です!

ホームステージングとは、売り出し中の家やマンションの室内を、家具や照明器具、小物や観葉植物などでモデルルームのように演出するサービスです。

これにより、インターネットで室内写真を見たり、内見に来たお部屋探し中の方に対して、部屋の印象をアップさせることができます!

空室物件だけでなく居住中の住まいを売却する場合でも、片付けを行いホームステージング用の小物を設置するなどして、ホームステージングを行うことが可能です。

ホームステージングの歴史

中古物件の流通量がまだまだ少ない日本においては、ホームステージングはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、中古流通が盛んなアメリカでは70年代から行われていた手法です。

1972年アメリカの不動産仲介業 バーブ・シュワルツ氏が 自身の家具小物を設置し、早期売却に成功した経験をもとに『ホームステージング』 として体系化したことが始まりとなっています。

https://www.homestaging.or.jp/about/homestaging/

日本でも2013年に「一般社団法人日本ホームステージング協会」が設立し、ホームステージングの実務者として「ホームステージャー1級・2級」の資格が認定されました。

リフォームとあわせて有資格者がホームステージングを行うことで、入居促進や早期売却につながるようです。

また、テクノロジーの発達に伴い、近年改めて注目度が増しているように感じます。その最たるものが、VRホームステージングです。

VRホームステージングでは、実際の物件にホームステージングを行うわけではなく、360度カメラ等で撮影した建物のデータをデジタル化し、CGによって家具や小物を設置しホームステージングを行います。

VRホームステージングが行われた室内の様子は、画像としてホームページに掲載することができますし、VRを視聴するための機材であるVRゴーグルがあれば、実際にホームステージングが行われた部屋を歩いているかのような体験が可能です。

すごい時代になりましたね!

差別化の重要性

先日このコラムで紹介したリモデリングのように、競合物件との差別化を行い魅力的な部屋であることをアピールする方法の1つがホームステージングでした。

ホームステージングを行って売り出した物件は、行わない物件に比べて売却期間が半分になり、価格も希望以上で売れたという事例もあるみたいです。

東京など、都心部には同じような条件でたくさんの物件がある為、リモデリングやホームステージングを行い、入居希望者や購入希望者の目に留まるような部屋にすることが有効なんだなと思いました。

インターネットで多くの情報が手に入る現代だからこそ、ビジュアル面での差別化を行うことが今後どんどん重要になっていくのではないでしょうか。

売りたい家をお持ちの方は、試してみてはいかがでしょうか??

ではまた!山下でした!